今まで1000Wインバーターを使用してきて家電の使用に制限をかけてきましたが、ウィンドエアコンなどを導入し安定した電源確保が必要になり、今回インバーターを変えることにしました。
オーバースペック3000Wインバーター化までの道のり
今まではRENOGY製1000Wタイプを使用していましたが1500Wインバータからテストしました。
正弦波1000W→瞬間電力2000W ×
正弦波1500W→瞬間電力3000W ×
1500Wのインバータでは起動が不安定で1000Wと大きく変わりませんでした。
正弦波2000W→瞬間電力4000W △
2000wでは起動できましたが瞬間的にインバータ出力部の電圧がエアコン起動時90V以下になり不安定でした。1000Wインバーター1500Wインバータの時で70Vから80Vまで下がりました。
オーバースペックと分かっていながら正弦波3000Wインバーターを購入
正弦波3000W→瞬間電力6000Wとモンスター級です。
インバーター自体55Hz固定と家電によっては難しい場面が今後あるかもしれませんが、窓用エアコンは安定してON OFFでき電子レンジも50Hz/60Hz両対応の為使用はできています。
インバータ取付
電源収納部1000wではスペースに余裕があったが、3000wではあまり余裕がなく将来サブバッテリー400Ah化が難しくなり現状だと300Ahが限界でした。
ただ使える電力幅が大きくなった為、家電の同時使用も可能になりキャンピングカーライフが一変することは間違いないです。
今までは1000wまでに対応したバッテリーケーブルKIV22sq許容電流115Aでしたが3000Wまで使わないにしても相応の電力ケーブルが必要になります。
3000w÷12.8vとして234A電流が流れる事になりますがサブバッテリー自体が残量が少なくなる時12v以下になる為3000W÷12Vとして250A流れる事になります。
上の表では80sqのケーブルが必要になり配線取付に難が予想される為、22SQをダブルにするか
22sq115A+38s162A=277Aの構成も考えました。
ただ3000Wを使う場面もほぼなく使っても1500W以下のため22sq115A×2本=230Aとしました。
230A使える場面は30℃使用の場合で収納された電源部では夏場の温度上昇も考慮しなくればなりません
周囲温度補正係数を考慮し
仮に温度が電源内40℃になった場合
230A×0.82
安全に使える電流 約189Aになってしまうためサブバッテリの電圧12.8vとして2400wまで
なら可能となります。細かいインバーターのロスも考慮すると2000W以下での使用が無難かもしれません
また余力を残した使用ならインバーターへの負担も少なく、発熱の問題や耐久性にも良いと思われます。
サブバッテリーにはRENOGY製リン酸鉄バッテリーを2個使用していますが1個当たりの最大出力電流が100A以下となっており2個最大200Aとなります。
電源部周囲40℃で2000W以下の使用ならサブバッテリー12.8Vなら156Aで一個当たり78Aにはなりますがバッテリーの負担を減らいので今後は3個にし一個あたり50A前後にしたいと思います。
まとめ
結果として3000wクラス4万円以下で購入でき、安定性も抜群で家電の制限も周波数以外はクリアーでき満足する結果となりました。
3000W使えると言っても安全に配慮する必要があり、バッテリーの保護と大電流に伴う電源ケーブルの選定、また温度上昇により安全に流せる電流の係数を考慮した使用などあります。
今後はサブバッテリーの増設と電源周りの排熱処理、電力ロスの少ない配線周りの修繕を行う予定です。
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