キャンピングカーに取り付けるインバーター突入電流による影響

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突入電流

念願の正弦波インバーターを入手して、使用した電化製品を使おうと思ったらしばらくしてストップした?なんてことはあったと思います。

500Wの家電で1000Wの正弦波インバーターを使用して使えない?故障かな?そんな時は突入電流の影響が大きいです。

私の事例をもとに記事にしました。

目次

エアコンとスポットクーラーの場合

家庭用の通常のエアコンは緩やかに電力が上がり突入電流の影響は少ないですが、スポットクーラーに関しては強⇔弱⇔切などのタイプや、設定温度付きの場合は最初コンプレッサー運転→設定温度時送風→コンプレッサー運転の傾向で表記してあり、ほとんどON/OFF運転に近い状態です。

突入電流

特にエアコンの動力にはモータの力でガスの圧縮動作を行うので、機械的にも瞬間的に電流は上がってしまします。(車も出だしに大きなエネルギーを必要とし物理的に燃料を多く使います)

以前ナカトミ製MAC-20でテストしましたが消費電力は500Wくらいでインバーターが正弦波700Wの状態でスタート後2秒で止まってしまう状態でした。

エコ電力計を使い電力を見ましたがあまりの一瞬なので電力変化はありませんでした。

瞬間的に一番電力がかかるモーター類の場合はインバーターの表記通りにはならない場合が多いので、メーカーに問い合わせをするか、W数の大きい余裕のあるワンランク上のインバーターが必要になってきます。

電気設備などでは突入電流を抑えるものがあるようで、100Vインバーターに付け足せるものがないか調べてあれば検証してみますので、こちらはお持ちください

 

インバーター側で50Hzにして電流を抑える

もし突入電流電流らしき症状でインバーターが止まってしまう場合、絶対に有効とは言えませんがインバーター側の50Hz/60Hz側の切り替えが出来る場合60Hzになっていたら、50Hzにして電流を抑える方法もあります。もちろん家電が両方に対応か50Hz専用になっている場合ですが試してみる価値はあります。

周波数

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私の場合現在国産の1000W正弦波インバーターを使ってますが、電子レンジを使いたくてリサイクルショップで50Hzで700W60Hzで1050Wの定格電力の物を使っています。

周波数による違いを電子レンジを例にとりました。

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レンジ

50Hzでは消費電力750Wと60Hzの1050Wと比較しても大きく違います。電子レンジはモーターほど突入電流は高くないと思いますが周波数で電力を抑えて試してみる価値はあります。

50Hz 750W÷12Vとして62.5A 鉛バッテリーの場合は電圧降下を考慮して実際には750W÷11V=68A

60Hz 1050W÷12Vとして87.5 上記と同じ条件で 1050W÷11V=95.5A

差で見ても28Aアンペア近くあります。

あくまでも目安としてください

まとめ

インバーターで使用する家電によっては突入電流の少ないものもありますが、選んで使用するのは難しいと思います。やはり瞬間電力の能力の高いインバーターを選んだほうが長い目でみれば元は取れるようにも感じます。

インバーターでの50Hz設定は応急的な対処法でもありますので参考程度にしてください

別件

キャンピングカーでのインバーターとは話がずれますが動力200V三相モーターなどは始動時に5倍から8倍の電流が流れます。 (安定時50Aだとスタート時250Aから400Aの大電流が流れる)

頻繁にON/OFFするとブレーカーやその他の機器の寿命やトラブルが出てくるため始動時に電流を抑える工夫をしています。それらはスターデルタ結線と呼び Yー△で結線を2個のMCマグネット(シーケンス回路)で組み回路を切り替えて電流を抑える工夫をしています。

キャンピングカーで使用するインバーターも頻繁な突入電流は本体に大きな負担をかけてしまうため大きなWワット数のインバーターを選ぶか突入電流の少なめな家電を選ぶほうが長くインバーターを使う秘訣とも言えます。

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キャンピングカーを購入後お仕事の車として活用!
実務的に使える情報をレビュと合わせてアップしていきます。

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