インバーターはDC12Vの直流をAC100V交流電気に変えて、車の中で家庭用と同じ家電製品が使える便利なアイテムです。
ここでは正しい使い方と、どれくらいの容量を選べばよいのか?海外と国産ではどちらのインバーターが良いのかキャンピングカー3年通して感じたことをお話しします。
インバーターには矩形波と正弦波がある。
12Vの直流バッテリーは波形が一定でプラスとマイナスの波形に決まりがあります。反対に正弦波(せいげんは)は交流の特性から上下に波を打つように動き1サイクルを1Hzで呼び一般家電はそのサイクルが50回~60回(50Hzと60Hz)尚且つ100V±5Vで動くように設計されています。
直流の電気を交流にする正弦波インバーターは波形を家庭用と同じくするのに制御部品が多くなるため価格は高価になります。
矩形波(くけいは)は一定毎に+-極を変え波形的には上下に荒く100V製品を使う場合、100Vの電気が出ていても実際には動かないなど問題が多いです。パソコンの充電や電子レンジなどは矩形波インバーターでは動作が難しいので家電を限定されてしまい不便を生じてしまいます。
価格は正弦波より安く使う電化製品が限定されていればよいのですが、長く使うのであれば正弦波インバーターをお勧めします。
インバーターの容量え選び
大は小を兼ねるといいますが、インバータにもそれが当てはまります。ですが正弦波タイプになると使えるW数が増えると価格も高くなります。
またサブバッテリー自体も1500Wの電力を連続的に使うとすぐに減ってしまうので、インバーターW数を大きくする場合は、バッテリー電源を見直す必要があります。
使えるワット数の目安
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キャンピングカーはサブバッテリーなどはシートの下に収める場合が多く、スペースが限られるので設置できるバッテリーにも工夫が必要です。
1000W以上の電力を使う電化製品を使うのであれば最低でも鉛バッテリー105Hを2個は必要になってきます。それでもバッテリー210hで実際に取り出せるもは80%くらいですので、170Hの容量でも1000W以上の電力を使い続けるのは難しいです。
少しでも多くの電気を使うのであればリチウムイオンバッテリや少し価格を抑えたリン酸鉄リチウムバッテリーもありますが鉛バッテリーと比較すると5倍以上はするので判断に迷うところです。
家電製品を限定して使い700Wや1000Wのインバーターでコストも抑える考えで、鉛バッテリーの容量を少しでも長く使う方法もありますが、実はこの方法で私は使ってきましたが正直1500Wインバーターは欲しいのが本音です。
インバーターは国産か海外製どちらがよいのか?
価格の面でどうしても海外製のが安く購入できますが、耐久性や安定性については長期間使った実績がないため未知数な部分があります。海外製のインバーターはネットで購入が多いと思いますがレビューを参考にすると思いますが、評価が良くても簡単なコメントで本当に良いのか迷うところです。
選ぶのであればAmazonの場合評価の数と実際の声を参考に、人気商品であればYouTube動画でもレビューしているので参考にすれば失敗は最小限に済むとおもいます。
私は国産の未來舎とVIVAホームオリジナルの販売元が日本製のものを使いましたが、ネットで故障等も検索しましたがほとんどありませんでした。
また3年近く使っていますが未來舎のインバーターに関しては音も静かで安定性は抜群で安心できます。
予算があるのであれば個人的には販売元が国産のインバーターをお勧めします。
1000wですが安定性のあるRENOGY製インバーターもお手頃で高性能です。
まとめ
3年間キャンピングカーオーナーとしてインバーターについて導入にあたり考えましたが、選ぶべきタイプは正弦波に限ります。2か月ほど500Wくらいの矩形波インバーターを使いましたが使えない家電製品が多くありました。
また容量に関しては最初から1500Wの正弦波インバーターにし使える用途を増やし、バッテリーの残量に関しては家電の消費電力や使うものを限定すれば少しは長く使えると思います。
インバーターのメーカーは個人的には国産を推奨します。値段は倍以上しても長く使うインバーターには投資する価値はあります。海外製でも故障が多く電圧が130V出ていた!というレビューも見ましたので安すぎる海外製はよく調べてから購入すべきだと思います。
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