最近キャンピングカーにソーラーパネルを使ってキャンピングカーライフを楽しんでいる方が増えてきています。サブバッテリーを充電するのに走行充電をメインとし走っている間に発電はしますが止まってしまうと充電されなくなってしまいます。
その場合に補助的に使うのに有効なのがソーラー発電による充電が補う意味では素晴らしいアイテムになります。家庭用からキャンピングカーでの大きな違いを見ていきます。
ソーラー発電キャンピングカーと一般家庭の違い
一般家庭に普及したのが早く、電気の買取の仕組みが大きく影響しています。通常一般家庭の契約では1kwhあたり22円から26円になっており、10年以上前のソーラー発電による買い取り額が大きく上回っていおり2009年は1kwh約48円、2015年で約32円、2018年で約26円と普及に伴い価格が下がってきております。
1kwh買取48円ー24円で差額(+24円)があり発電量に比例してプラスになりましたが年々価格が下がってきていて導入の恩恵が少なくなってきています。
また補助金も下がっており売電してのメリットは2021年現在では当時に比べて少ないように感じます。
家庭用に関しては売電が主な目的で蓄電すればよいと思われがちですが家庭用の蓄電池は高価で当時200万円以上するためコストに見合わなかったのが現状です。
キャンピングカーは家庭用とは単独で発電して純粋に使用目的になります。そのため蓄電池は必衰になり、昼間発電し夜は貯めた電力を使う流れになります。
蓄電池がメインになりますが鉛バッテリーが多く使用されていて価格も安く105hAの容量で15000円前後で購入でき並列に増やすと容量を上げることが出来ます。
また高価になりますがリチウムイオン20万円以上や価格を抑えたリン酸リチウムイオンバッテリー10万円など大容量で重量が軽い商品も増えてきています。
採用するキャンピングカーも増えてきておりリチウムイオン化することで軽電力使用からエアコンなどの電力を継続して使う場合には威力を発揮します。
家庭用と違いキャンピングカーは屋根面積が狭いため、ソーラーパネルの設置条件が限られるので効率の良いパネルに高性能なチャージコントローラーと蓄電池などバランスを考慮する必要があります。
災害時に威力を発揮するソーラー発電キャンピングカー
一般家庭にソーラー発電をした電力をためることが出来れば災害に強いですが、夜も使うためには蓄電池が必要になります。ですが価格が高価なため導入している家庭は少なく、昼間だけ使用になってしまいます。
また天候が悪いと昼間の発電が少なくなってしまうので災害に強いといえません
その点キャンピングカーは走行充電で発電できて、ソーラーパネルを取り付けれは電力をためられ、もともと蓄電池使用を前提としているので燃料があればほぼ、あらゆる発電ができ電力が取り出せます。
災害時には避難所代わりにも使えて電力が使えるキャンピングカーは、災害に一番強いといえます。
将来固体燃料電池とソーラーの組み合わせの可能性
まだ開発や量産化に課題が残りますが近い将来固体燃料電池が実用化されれば、キャンピングカーのサブバッテリーはもちろん家庭用蓄電池まで蓄電容量が増えるため大きく変わると思います。
今のリチウムイオンも鉛に比べればかなり高性能でエアコンを回せる電力を維持できるのですが、それをはるかに上回る固体燃料電池の実用化が進めばキャンピングカーライフは劇的に変わるのは間違いないです。
大容量の固体燃料電池にソーラー発電の電力をまかなえれば、昼間フルに発電して夜はたっぷり使える電池のおかげでキャンピングカーが楽しくなると思います。
登場が待ち遠しいです。
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