キャンピングーにソーラー発電システムを導入にあたり本格的に電力を作れるものから、手軽なDIYなど、最近ソーラーパネルからチャージコントローラーやバッテリーなどラインナップが増えています。
電力の使用用途でもソーラー発電システムの選び方が変わりますので、参考にされてみてください
キャンピングカーにソーラーパネルをつけるメリットデメリット
電力はそのまま使えない
キャンピングカーに取り付けるスペースは屋根しかなくバスコンでない限り、面積に制限があります。メーカーさんで1000Wクラスのシステムを搭載している車両もありますが、ほとんどは屋根にベンチレーターやTVアンテナや最近はエアコン室外機を乗せる場合もあります。
その場合パネルの搭載に大きく影響し200Wから600wくらいが現実的ではないかと思います。
仮に400Wクラスのパネルを搭載できても変換効率や必ずしも、日照条件が100%良いことはほとんどなく時間にも影響し実際に取り出せるのは半分くらいと思っていたほうが良いと思います。
また家庭用のソーラーパネルは南向き15度から30度がベストの発電とされていますが、キャンピングカーの取り付けは安全上や高さの観点から水平取り付けがほとんどです。
それだけでも5%から10%は減ってしまうので400Wタイプにしたから安心できるというわけにはいきません。
エアコンを使う場合
ただ昼間条件が良く400wタイプのソーラーパネルで300w以上出ていれば、サブバッテリーとの併用で2.2kwクラスの冷房を使うことは可能です。エアコンインバーター制御で常時MAXでないためある程度冷えれば2.2kwクラスだと200W前後で推移します。
400Wソーラシステムで昼間300W以上の発電があればスタート時はソーラー発電とバッテリーの電力を使用し設定温度で推移すれば300W以下の電力でまかなえます。
ただエアコンが稼働できても太陽が出ている時と限られた時間と、実際には他の家電使用も想定されるのでトータルで考えると積極的に貯めることが出来なくなってしまいます。
ソーラー発電は貯める使うのバランスが重要
エアコンなど使用すれば快適に過ごすことはできますがその時間を継続して使えるかが重要になってきます。一番使われている鉛蓄電池は価格が安いメリットがありますが反対にリチウムイオンに比べて蓄電能力が劣る問題があります。
大きな電力やエアコン使う前提であれは価格は上がりますがバッテリーをリチウムイオンに乗せ換えて、ソーラー発電の電力を補助的に使い、走行充電とのバランスをとることが大事です。
エアコンはつけずに冷風機を使用したり他の電力を使うのであれば鉛蓄電池と200W以上のソーラーである程度はカバーできます。
ソーラーのバッテリーへ供給できる電流自体は天候にもよりますが105h容量のバッテリーを満タンにするのに24時間以上かかってしまいます。一日8時間充電できたとしても4日以上かかってしまいソーラーのみでは発電は難しいです。
バッテリー残量70%~で残り30%ソーラーで補う考え方のほうが現実的です。バッテリーを長持ちさせる方法としても使わないときや走行充電だけでは補えないときに、ソーラー発電で常に満タン近く出来るのはありがたいです。
まとめ
大きな電力を使うのであればバッテリーをリチウムイオン化するのが理想だが、鉛電池で対応するのであれば電力消費を抑えて、バッテリー残量を安定させるためにソーラー発電の導入は有効です。
また冬場などはバッテリー性能がおちバッテリー自体も外部充電や走行充電が取れないときなど、止まっている時の充電のカバーが出来るのでソーラー発電はあったほうがもちろん良いです。
特に走行充電の能力がなく日々一日のキャンピングカーに乗る時間が少ない場合はバッテリーが常に満タンとは言えないのでそれを補う意味でもソーラー発電をお勧めします。
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