先日購入したスポットクーラーSPC-032のダクトを伸ばすと風量ダウンの問題がありそれを解決するため、実験を行いました。
もともと電力消費の少ないスポットクーラーバッテリー内蔵のタイプであるため、何とかパワーアップできない考察したところダイソン扇風機を利用する案を思いつきました。
問題点や扇風機での風量UPと温度測定などを行い実用できるかを見ていきます。
[the_ad id=”2697″]
スポットクーラーSPC-032冷風ダクトを伸ばした時
↓ 前回のテストの様子 ↓
前回の車内テストから冷風ダクトを伸ばした時、風量が低下するのが気になり少しでも風量を上げられないか考えていました。
吹き出し温度は外気よりもー10℃と低く十分冷えているのにスポットクーラの特性上仕方がないですが、どうしてもダクトを伸ばしてしまうと温度が下がり途中曲がりがあると抵抗が増し冷風効果が大きく落ちてしまいます。
ダクト無しでは冷風はあるのに距離が離れてしまうと冷風が不足してしまいます。
そこで試しにスポットクーラーの前に扇風機を置いて試してみました。
扇風機の風とそれに混ざり冷気を少し感じますが扇風機自体が抵抗になり、効果を感じることが出来ませんでした。
ダクト用の中間ファンも考えましたが通常の扇風機と同じく抵抗が発生する可能性があるため断念しました。
[the_ad id=”2697″]
ダイソン扇風機ジェットの流れは利用できないか?
ダイソン扇風機の気流を使いそこにスポットクーラーの冷気を直接取り込み送れないかイメージしました。
今回調べたダイソンAM01扇風機を使ったドライアイスで風の流れを見る実験動画を参考にしました。
動画からドライアイスの代わりにスポットクラーの冷気にすれば、風と一緒に冷気が届くのではないかと考えました。
↓ スポットクーラを使ったイメージ ↓
ダイソン扇風機AM01自体は本体下側から風を取り込み、ファンの内側から風を出し気流を作るため、通常の扇風機のような抵抗は発生せず行けるのでは?
またダイソン扇風機自体の特性から扇風機の首振り機能でも冷気が送れないかイメージしました。
[the_ad id=”2697″]
スポットクーラーSPC-032とダイソンAM01で実際に試す
今回テスト確認のためダイソンAM01を中古で6000円位で購入し室内にセットしました。
室内温度は30℃から31℃の状態で確認 車中泊の熱帯夜を想定しました。この日は換気扇だけ回しそれ以外は締め切った状態にしました。
室内温度30℃から31℃
スポットクーラー吹き出し付近温度21℃から22℃
室内温度31℃とクーラー出口温度21℃で約ー10℃差を確認
スポットクーラーとダイソン扇風機設置
5cmから10cm間を開けセット
正面
上から
この状態でスポットクーラは強運転
ダイソン扇風機の風量は50%くらいにしました。
ダイソンの扇風機は構造上100%にしてしまうと少しうるさく感じるため半分に調整しました。
温度測定
ダイソン扇風機から40cmはなしスポットクーラー出口からの距離を合わせると50cm位の場所で測定
ダクトキャップ有り無しでも温度の変化はないのでつけてテスト
スポットクーラのみ29℃
スポットクーラを強にしていても距離が離れてしまうと温度に大きな変化はなく一部にだけ冷気が届いている状態でした。
ダイソン扇風機あり27℃
室内温度31℃に対してダイソン扇風機AM01で風を送ると27℃ 3℃から4℃低い温度になり
ダイソン扇風機では29℃となり室内温度より2℃くらいで
ダイソン扇風機を併用した方が低くなりました。温度では3℃から4℃といっても扇風機の風が冷気と混ざるため体感的には涼しく感じました。
正面から角度を変えて試しました。
この時も正面とほぼ同じような温度となりました。
1m離れた温度は?
1m以上離れた場所で測定し温度は28℃から29℃という結果になりました。
ですが温度で見ると室内との温度差は少ないように見えますが扇風機の風と冷風が混ざっているので
涼しさは感じました。
室内温度30℃~31℃→1m離れて28℃
[the_ad id=”2697″]
運転状態を動画で確認
音声はスマートフォンマイクの感度により風切り音でうるさく聞こえますが実際耳で聞いたときはそこまでうるさくないです。(車中泊で寝られる範囲です)
↓ 正面固定運転 ↓
↓ 正面首振り ↓
↓ 正面首振り上から ↓
ダイレクトに風を送るより体感的に冷風は少なくなりますがスポットクーラで首振りで風が送れれば何名かで涼むことが出来るので使うのもありかと思います。
[the_ad id=”2697″]
ダイソン扇風機AM01の電力量
スポットクーラーSPA-032についてはバッテリーで動くので問題ないですが、扇風機自体の消費電力を測定しました。
今回テストした風量50%くらいで20Wくらい
風量MAX運転で30Wから35W
最大運転でも30W付近なのでサブバッテリーの影響も朝まで少ないと思います。
[the_ad id=”2697″]
まとめ
今回思い付きで試しましたが体感的には室内と送風に3℃から4℃温度差があり、ダイソン扇風機のジェットを使ったテストは成功と言えます。
昼間の外気温や室内温度が高い場合は体感的に難しいと思いますが、車中泊の夜などは外気温度も下がり窓からの外気や換気扇も併用すれば十分な涼しさを得られると思います。
今回のダイソン扇風機AM01は径が30cm近くあるので同メーカーAM05当たりの楕円形で試すと風量に違いがあると思いますので入手次第試してみます。
もう一点改良できれば扇風機の径を小さくし風量を集中させ、スポットクーラー自体の冷房能力がもう少し上がれば良いところまで行けるように思います。
これ以外の冷房機器にも応用できそうなのでいろいろ試してみたいと思います。
その後のテスト2021.7.19
ベンチレーター換気扇からの排出以外に窓から排出し換気扇を閉じた状態でテストしましたが逆に車内温度が上昇しました。
15:00外気温33℃
室内32℃ 窓から排気 ベンチレーター閉じ
室内温度が変わらないか少し下がるかを見ましたが1時間経過後
逆に室内温度が38℃になり
厳しい結果になりました。
排気ダクト自体の熱による影響もあり今回試した結果ではベンチレーターによる方法のが妥当かもしれません
関連記事
コメント