キャンピングカーも最近人気を増しその中での人気のアイテムとして、エアコンがあります。主に冷暖房タイプでなく消費電力や大きさの観点からもありほぼ冷房専用となっています。
暖房に関しては別のページでお話ししますがFFヒータを主流にしており冷房はエアコンとして設定しているメーカーさんが圧倒的に多いです。すでにキャンピングカーのオーナーさんやこれから購入を予定している方にむけて参考になれば幸いです。
年間で使われる時期
個人的になりますが年間通してエアコンを必要だと感じたのは7月中から9月上旬くらいになるかと思います。3年間キャンピングカーに乗ってますがあくまでも個人的な感覚ですのでご了承ください
週に3日間くらいキャンピングカーで出かけた時の大体の使用状況です。エアコンを本当に必要と感じたのは8月で前後の7月9月に関しては工夫すれば無くても過ごせる感じでした。
ベンチレーター(換気扇)が付いているので車内の熱気を外に換気し小窓を網戸にしているので7月9月に関しては、朝晩外気温が下がるので外の空気を車内に入れてベンチレーターで排気するのでそこそこ快適です。
ベンチレーター(換気扇)
8月に関しては朝晩でも外気温が下がりにくくエアコンは必要に感じます。
あくまでも個人的な感覚です。エアコンを導入すると電源問題から見直しコストが多くかかるのと、年間通して使う場面が少ないため導入前に良く検討することをお勧めします。
キャンピングカーで使われているエアコン
壁掛けタイプ
家庭用エアコンを使用し室外機を床下や天井や側面内部などに設置しています。取付面積やある程度スペースがないと設置できないため大き目なキャンピングカーなどに設置されています。
最低でも冷房専用6畳用からですのでキャンピングカー室内を冷やすには十分です。またキャンピングカーは断熱構造もしっかりしていて一度車内が冷えれば快適に過ごすことが出来ます。
壁掛け12Vタイプ
こちらは最近キャンピングカーに搭載される数が増えてきた12V電源で動作するタイプです。100Vインバーターを介さないので変換ロスの影響がなく、サブバッテリーからの供給であるため効率よく使用できます。
室内機は小型で設置しやすく室外機は床下・天井・後部側と設置場所の選択ができます。下の写真はハイエースですがコンパクトにまとめられていて、エアコンの能力も高いです。優れた性能ですが他のエアコンと比べてもコストが高く工賃合わせると結構な金額になります。
出来れば納車前にオプションで取付ることが出来れば後つけより抑えることが出来るかもしれません
脱着可能で本格的なエアコン
こちらのエアコンは後付けで使用でき止まっている時にしか使用できませんが、電源が確保できればほぼどんな車種にも使用できる合理的なエアコンです。
能力は通常のエアコン並みに高く、この商品の優れているところは室内機と室外機を分離して室外機を窓の外に出すタイプのため、排気を同時にしているので車内の気温は上がらずエアコンの能力をフルに使えるのが特徴です。
価格も10万前後と壁掛けエアコン取付などの費用と比べてもかなりお得とも言えます。
楽天などのでも販売されており買い物マラソンと併用すればかなりお得に購入できます。またメルカリやヤフオクなどにも出品されている場合があるので、安く購入し使用して必要がなくればまた再出品すれば損出を最小限に抑えることができるのでお勧めします。
家庭用ポータプルエアコン
MAC-20
もっと手軽に価格を抑えた方法として家庭用移動式エアコンもあります。700Wの能力のあるものから200W前後で動作するタイプがあり、コンプレッサーで動作します。
実際に測定すると600W前後ですが冷房能力も2.2kWあり家庭用壁掛けエアコン並みの力があります。もちろん室内機と室外機が一緒のため、それなりに騒音があり静かとは言えません。また排気ダクトを装着し外に出す必要があり、5万円以下で購入できるのは魅力ですがその辺は性能と引き換えに仕方がないのかもしれません。
電力は600W前後消費するので家庭用壁掛けエアコン並みに消費します。電源もしっかりとする必要があります。
最近移動式エアコンを最初から備つけて排気も考慮したメーカーさんも増えてきているのでキャンピングカーでも快適に使用できるようになって行くでしょう!
MAC-10
こちらは上記のMAC-20より小型化したエアコンになります。スポットクーラー形状になっており風を直接当てるので、部屋全体を涼しくする用途には向きません。ですが消費電力は200W前後と低く、実際に使いましたが105hのサブバッテリー2個満充電で5時間は使えました。
エアコンのように涼しく電力を抑えて、しかも2万円から3万円の間で購入できるので、試しに使って見るのも良いかもしれません
省電力の冷風機タイプ
こちらは水や氷を入れてポンプで熱交換器内を循環させて、冷たい部分にファンで風を出すタイプになります。安くて1万円前後で購入でき最初の2時間は涼しく感じます。
時間が経つと水が温まり温風になってしまうので、涼しさを維持したい場合は途中水を交換か氷を追加するか保冷剤を入れて維持する必要があります。
暑い日など限定的に使う場合は良いですが、小まめに冷房を必要とする場合は正直エアコンかスポットクーラのが良いです。
バッテリーなどの電源設備に余裕がない場合や、インバーターなど出力がない場合は間に合わせで対応できると思います。また安価であるため試しに購入して1シーズン使うと体感的に参考になります。
アイリスオーヤマ CTF01D
Stage21様 冷え蔵
こちらの商品も使いましたがエアコンと冷風機の中間的な感じで、クーラーボックス内に氷を多めに少し水を入れ、ポンプで吸い上げ冷えた専用の熱交換機にファンを当て冷たい風を送る構造になっています。
こちらは室内全体を冷やす効果があり、8月の熱帯夜に外気温33℃室内32℃ある時に冷え蔵で試した結果、3℃くらい室内温度が下がりました。
緩やかに温度が下がり熱交換された水も時間と共にゆっくり上がるので、熱帯夜には大変重宝しました。連続して使いたい場合は保冷剤などを用意できれば途中入れ替えして夏を過ごすことができるのでお勧めできる商品です。
まとめ
年間通して暑い夏の3か月間がエアコンがあれば快適に過ごすことはできます。後は予算をみて使用する期間を把握しながらそれぞれ特徴のある冷房のアイテムを選ぶと良いでしょう
最近はキャンピングカーをテレワークオフィスとして使われる方もいるようです。そのような使い方であれば予算を多めにエアコンをつけるのもビジネスの生産性で見れば良い投資かもしれません
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