今回使用するキャンピングカーソーラーパネル取り付けるに際、専用工具類があるため揃えました。比較的安価な工具類ですが材料なども含めて紹介していきます。
使用するにあたりDIYとしての機能は果たしているかも考察していきます。
今回DIYを行うに際し電気工事法の観点から30V以上を超える電圧の取り扱いとMC4コネクター類線を切断し圧着作業並びその他の処理が含まれるため第二種電気工事士以上の資格が必要とされています。
私は有資格者(第一種電気工事経験者)であるためブログに記載しました。
主な使用材料
ソーラー側
ソーラパネル 205W SANYO製(中古)
住宅用の一昔前のタイプだが単結晶タイプで高い変換効率が魅力で最大205W出力になる。キャンピングカーの少ない天井面積を最大限に利用するため中古で格安で手に入れました。
チャージコントローラ MTTP制御方式 RENOGY20A
上記のソーラーパネルの発電効率を上げるためMTTP制御方式を選びました。タイプも20A・40A・60Aとありますが20Aの260Wまで対応、PV電圧100V対応のためこちらにいたしました。
チャージコントローラー RENOGY20A ブルートゥースBT-1
チャージコントローラーを遠隔で操作や発電状況を把握するためオプションで購入。チャージコントローラー自体はシート下に設置してモニタリングできないため採用しました。
テスト表示の様子 iPhoneにて確認
3.5sq H-CV600 ソーラパネル側使用電線 10m×2本
許容電流は3.5sqで33Aまでありソーラーパネルの並列でも今回取り行け予定のパネルで1枚3.9Aなので仮に2枚つけても余裕で耐えられます。一本の線なので電流減少係数の影響もなくソーラーパネルに使用される線は心線の周りの被覆もしっかりしており安心できます。
一番は耐熱温度も90℃とあり屋根の暑さにも十分に耐えることが出来、熱による経年劣化も最小限に抑えられます。屋外用途ではこれ以外の線は安全のため推奨しません。
※芯線には傷をつけないようにしてください!
ワイヤーストリッパー使用をお勧めします。(線むき機)
MC4 コネクターオスメス 10セットとカシメ2本
MC-4規格のため専用の圧着ペンチとMC-4端子類が必要です。よく圧着ペンチを使わずペンチやハンマーで叩いている方を見ますが見えない部分で圧着不良を起こしていたり、芯線を傷つけて長期的に不具合を起こす可能性があるので工具を使用してください
MC4規格 ソーラー用 LY-2564B 圧着ペンチ
専用の工具になり価格も2000円前後で購入できDIYでも十分な圧着を得られます。
その他
5.5sqから38sq用圧着ペンチ
幅広く使用でき特にバッテリー関係の大電流22sqと38sqに対応できるので重宝します。圧着済みの電線はネットでも価格が高く長さの自由度がないので一本あると便利です。価格の割にはしっかり圧着出来ます。
並行して電線カッターもあるときれいに切断できます。
クランプテスターAC/DC測定器
唯一DC直流の電流値を測定できるクランプメーターです。通常直流電流が計れるタイプは1万円以上し、試しに使ってみましたが大きな測定誤差もなく使いやすさも兼ねていて想定外の良さでした。
キャンピングカーは12V電源を多用するため一台持っていると負荷の状況が把握でき安心できます。
もちろん交流電流も測定できAC/DC電圧や抵抗値や導通確認もでき、おまけでプローブつけて温度測定も出来るので万能テスターといえるでしょう。(液晶もバックライトがついています)
ソーラーBOXMC4防水箱 (天井からキャンピングカーに取り込むBOX)
車内に外線を取り込むのに防水性とメンテナンス性は必要になります。キャップは防水で車体とボックスの間にはコーキングは必要になります。
リベット
ソーラーパネルを屋根につけるためリベット方式にしました。FRP材質に穴をあけL字アングルを防水処理と合わせてこていします。1か所10kgに耐えるので全部で8か所で重さ14kgのソーラーパネルを支えます。
ステンレスL字アングル4個
パネルサイドとキャンピングカー側に穴をあけリベットで固定します。
5.5sq赤黒IV線5m
MTTPチャージコントローラーとサブバッテリ側へつなぎます。許容電流は44Aまで対応でき実際には10Aも使わないので十分安全に対応できます。
その他あり
まとめ
AC100Vと違い直流には決まった極性があり誤った配線は火災や短絡事故(ショート)をおこします。特に12V側には大きな電流が流れ、安全率を考慮しない電線の太さの物を使用したり、専用の圧着工具をしない場合など事故を招きやすいです。
もし仮に処理がきちんとされていない状態で車内で火災事故を起こしたら、車どころか命の危険までに及びます。私は以前高圧第一種電気工事士として仕事を経験していたので電気の怖さは理解しています。
出来れば第二種電気工事士の試験に挑戦していただき、正しい知識でDIYに挑戦していただくとよりキャンピングカーライフが楽しくなると思います。
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