近年ソーラーパネルの価格も下がっており200Wクラスでも安価に手に入れることが出来るようになりました。また中には1000Wクラスの電力をまかなえるキャンピングーカーメーカーもあり、電源システムから見直した画期的な車両も登場しています。
今回は200Wクラスのパネルについてデメリットからデメリットまでを含めて考察してみます。
ソーラパネル200Wのパワーは?
正直なところ200Wの電力ではパソコンなどの比較的少ない電力しか直接発電できないのが現状です。200Wはメーカーの最大発電量の値で実発電量は高性能なパネルを使用しても90%くらいで見ておいたほうが良いでしょう。
その場合180Wとなりますが気象条件も考慮すると曇りの日は1/10以下になる場合があり20Wから良い時で180Wくらいで推移し直接電力を使うのには無理があります。
私も国産の205wパネルを中古で購入し発電量をテストしていますが、一日を通して変動が多いです。現在もデータ取り最中で発電を最適な組み合わせを実験中です。
使用する予定のパネル SANYO HIT-B205J01
データに関しては1か月ほど取り今後記事で取り上げる予定です。
下記はテスト中の数値(曇り空少し晴れ間がある程度)↓
チャージコントローラーは20A RENOGY MTTPとBT-1ブルートゥース対応(アプリ画面)
ソーラーパネル200Wを使う目的
私の使用状況になりますがの30A走行充電システムに105hディープサイクルバッテリー2個と外部充電システムになっています。
外部充電に関しては100Vにて充電できますが自宅にいる時に時々使用するくらいです。
実際には30Aの走行充電にて発電を行いますが単純に計算して(105h÷30A)×2個=7時間となります。実際に空の状態でバッテリー2個を満タンにするのに7時間かかることになりますが105hもバッテリーの状態が新品でかつ設計上の数値ですので実際の値が少ないのは容易にわかります。
時間とともにバッテリーの能力は落ちるので私的な主観になりますが80%くらいで見ています。一か月を通して毎日7時間以上は現実的に乗ることはなく通勤でも30分前後とひと月に7時間以上乗ることは数少なく充電を常時満タンにすることは難しいように感じます。
ただバッテリー常に空ではなく測定計の残量70%~80%を繰り返しています。その不足分を走行充電で負かっている感じです。遠出している時は満充電は可能ですが乗らない日が続と自然放電で残量が減ってしまいます。
毎日外部充電にて自宅で100V使える日があればよいのですが、ついつい忘れがちになってしまいます。
バッテリーの寿命を維持するためにも常に満タンにはしたいですが難しい場面が多いです。
それらの問題を解決するために200Wの電力なら補えると考えました。
実際に発電出来る量の考察
現状テストしている200Wパネルでは晴れた日で59V前後で電流値では3A前後ですので177Wくらいと思われます。単純にチャージコントーローラの変換ロスなどを考慮しない場合177W÷12Vバッテリーで約15Aとしていますが177Wが一日を通して維持すのは難しいため100Wでみて平均で8Aだと思われます。
105Aのバッテリー2個とソーラー発電だけだと100W発電でみて26時間くらいかかると予想されます。
不足分を補うのに30%くらい一日で発電できれば良いと思っていましたのでその場合7.5時間でバッテリー残量100%維持できればと考えました。
もちろん発電量が多い場合もありますし昼間でも一日雨の場合は発電量は1/10以下になってしまいますので200Wですべてがまかなえるとは考えていません
下記はテスト中の数値(曇り空)↓ 200W→20W
ですがソーラーパネルがあるほうがバッテリー状態を維持するのに都合は良いですし昼間電気を使って走行充電とソーラー発電を組み合わせれば充電速度があがりメリットがあるといえます。
まとめ
キャンピングカーの電力システムを構築するのには大きな予算がかかります。バッテリーをリチウムイオンに変えたり車自体のオルタネータの見直しや30A以上の走行充電システムであれば電源問題が解決されると思います。
ですが現状限られた電源システムで工夫をし予算をかけずにソーラー200W発電も補助としては有効ですので導入する価値はあります。
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